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貴方に出逢えて。
第11章 ✿喜びと哀しみ✿


最初は恥ずかしかったし、それは今も変わらないがこの時間が凛は好きだった。

「おまたせ」

聖也を見上げながら凛も心の底から笑顔になった。

「いつもありがとう」

凛が続けて言うと聖也は少し大袈裟に目を見開いた。

「どういたしまして。姫」




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