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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第4章 嵐の夜
 楓自身は源氏側の娘として生まれたものの、平家滅亡のときはまだ襁褓の取れたばかりの幼児に過ぎず、そのときのことは物語としてしか知らない。
 が、今、この少年が切々と歌い上げる平家物語からは、無残に討ち滅ぼされた平家一門の深い悲嘆が伝わってきて、哀しみに同調するあまり膚が粟立つほどだった。
 楓が少年の歌声に涙しているその最中、ふいに勇壮な龍の姿も少年もかき消えた。代わりに蒼空にぽっかりと浮かんでいるのは透き通った光り輝く手のひら大の玉。
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