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女の愛の代償 〜弄ばれた淑女の涙〜
第6章 夢ならいいのに・・・
気がつくと



ブランケットをかけられ



ベッドに1人横たわっていた





「涼子ちゃん……気がついた?」




そう言って

明彦さんがソファーから立ち上がって

涼子の方へ向かって歩いてきた





「えっ?」




思わず


先ほどの事が頭をよぎり・・・


かけられてあったブランケットを胸元に手繰り寄せ


身体を小さく丸めるように少し後退りした





「涼子ちゃんってば、

急に倒れちゃうからビックリしちゃったよ」





「えっ?」





横たわる自分の視線を下に下げると


ブランケットに包まれた身体は着衣の乱れもなく


コートだけが脱がされていた





えっ?





さっきのは夢?





嘘っ………






あんなリアルな……






「ん?どうした?お水でも飲むかい?」





そう言って明彦さんは



ペットボトルを冷蔵庫から取り出すために背を向けた



えっ?


なに?



どうゆうこと?




「どうしたの?そんな変な顔して」



振り向きざま

お水のボトルを手に明彦はそう言った



「あ………あのね……

私ね………

すごく怖い夢を見てたみたい……」





「えっ?どんな夢?」




まさか




貴方に犯された夢なんて言えない……




淫乱な女だと思われちゃう





「あ……何でもない……

大丈夫……ただ怖かった…だけだから…」





「変な涼子ちゃんだなっ!………アハハハ・・」





そう言いながら

明彦はペットボトルの水の蓋をあけて

涼子へ渡した





「はい、どうぞ・・・怖い夢見たなら

喉渇いただろ?」





「あ、ええ・・・・ホントね……バカみたいね……

わたし……」





涼子は起き上がって座り直した


なぜか下着にヌメリと


なんとなく違和感を感じた






やだっ……





夢なのに……





私って……




どうしたのかしら?・・・・


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