この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
氷の華~恋は駆け落ちから始まって~
第5章 彷徨(さまよ)う二つの心
「そうか?」
 しばらく間があった。トンジュは人差し指で巾着に咲いた白梅をなぞっている。
「その梅ね。家の前にある梅の樹を思い出して作ったのよ」
 初めてここに連れてこられた日、絶望に覆われていたサヨンの心を慰めてくれたのが、あの白い梅の花であった。早咲きだったため、もう既に花は散ってしまったけれど。
 返事がなかったので、サヨンは顔を上げ、トンジュを見た。と、こちらをじいっと見つめる彼の視線と視線がぶつかった。
/740ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ