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~散花~
第40章  みだれ髪

棟割り長屋のごとくずらりと並んだ紅梅宮の御寮から、誰がこちらの様子を窺っているとも限らない。

不審な振る舞いは慎まねばならないのだ。

玉蘭は必死に呼吸を整え、愛想笑いを浮かべて平静を装い、南殿の門へ足を速めた。

冷や汗が滲む。

散歩の前に昼の禊を済ませたばかりなのに、居殿に辿り着いたときには背中も腋下も汗びっしょりだった。




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