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セックスしないと出られない部屋に母ちゃんと
第3章 勃起
とにかく、この部屋から脱出しなければならない。
この部屋には水も食料もトイレもない。

「どうすれば開くの?」
寝室とキッチンを隔てるドアのレバーをガチャガチャしながら、母ちゃんが尋ねる。

「…」
僕は答えることができない。

母ちゃんと僕がセックスすれば扉が開くはずだけど、そんな事を母ちゃんに言えるはずがない。

『この部屋には二人の男女がいます。 二人がセックスすれば扉を開けます』
僕の代わりにAIが話してしまった。

「セックス?!」
母ちゃんが絶句する。

もう、隠すことはできない。
僕は正直に話す。
「僕がAIにインストールしたシステムで、この寝室は『セックスしないと出られない部屋』になったんだ」

「どうして、そんなことをしたの? 大学の研究なの?」
呆れたような口調の母ちゃん。

この部屋のAIは、大学の研究の一環として僕が開発を続けているのだ。
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