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お向かいさんは僕の先生
第1章 人殺しの息子の恋
夜、布団の中で香里先生を思い出しながら、おちんちんを握っていると、気持ちよかった。本能にインプットされているのか、誰かに教わったわけでもないのに、僕はおちんちんをギュッギュッと揉んでいた。そのうちオシッコが出るときのような気持ちよさが走り、もう漏れそう、と思った瞬間、生暖かいものが噴出した。
僕の手にべっとりとかかった。初めての射精を精通と呼ぶらしい。
僕は香里先生で精通した。
★
当初、貴子おばさんの家には半年から一年ほど預かってもらう話だったが、僕はこちらの生活にすっかりと馴染んでいた。
だから久しぶりに帰省した母親から、「悪いけど、小学校卒業するまで、ここにいてくれへんか? あんたも新しい友達と離れるのも嫌やろ」と言われた時は、「ああ、そうする。なんなら、中学もこっちでええよ」と漫画を読みながら答えていたほどだ。
僕が中学に入ると、両親は離婚した。父親は交通刑務所から出所したものの、会社をクビになり、母親によるとパチンコばかりしているらしい。遺族に支払うお金は父親の実家と母親の実家で出し合ったと聞いた。
僕がいる手前、貴子おばさんたちは父親のことを悪く言わなかったが、本当は腹立たしく思っていたはずだ。
母親は京都で仕事を続けたいと言った。母親は若い頃から女優を目指していて、結婚してからも舞台や映像関係の仕事をしていた。
お姉ちゃんはいつまでも自分の夢を追いかけたいんだね、と貴子おばさんは僕のいる手前で、独り言のように言った。
「だから、亮ちゃんはうちにいなよ。高校もこっちの学校に入ればいいやん」
そんなことを言われても嬉しくないほど、僕はこの家にいることを当たり前のように感じていた。
結局、高校も貴子おばさんの家から通うことになった。
そのうち、僕は従妹の涼花に告白されて、付き合うことになった。
もちろん二人だけの秘密だ。
僕が十七歳で、涼花は十四歳だった。
【第一章 人殺しの息子の恋】おわり
『お向かいさんは僕の先生』(匠芸社・シトラス文庫)は、電子書籍として、楽天ブックスやコミックシーモア、Kindle、DMMブックスなどで発売中です。よかったら読んでもらえると嬉しいです。
柚木怜
僕の手にべっとりとかかった。初めての射精を精通と呼ぶらしい。
僕は香里先生で精通した。
★
当初、貴子おばさんの家には半年から一年ほど預かってもらう話だったが、僕はこちらの生活にすっかりと馴染んでいた。
だから久しぶりに帰省した母親から、「悪いけど、小学校卒業するまで、ここにいてくれへんか? あんたも新しい友達と離れるのも嫌やろ」と言われた時は、「ああ、そうする。なんなら、中学もこっちでええよ」と漫画を読みながら答えていたほどだ。
僕が中学に入ると、両親は離婚した。父親は交通刑務所から出所したものの、会社をクビになり、母親によるとパチンコばかりしているらしい。遺族に支払うお金は父親の実家と母親の実家で出し合ったと聞いた。
僕がいる手前、貴子おばさんたちは父親のことを悪く言わなかったが、本当は腹立たしく思っていたはずだ。
母親は京都で仕事を続けたいと言った。母親は若い頃から女優を目指していて、結婚してからも舞台や映像関係の仕事をしていた。
お姉ちゃんはいつまでも自分の夢を追いかけたいんだね、と貴子おばさんは僕のいる手前で、独り言のように言った。
「だから、亮ちゃんはうちにいなよ。高校もこっちの学校に入ればいいやん」
そんなことを言われても嬉しくないほど、僕はこの家にいることを当たり前のように感じていた。
結局、高校も貴子おばさんの家から通うことになった。
そのうち、僕は従妹の涼花に告白されて、付き合うことになった。
もちろん二人だけの秘密だ。
僕が十七歳で、涼花は十四歳だった。
【第一章 人殺しの息子の恋】おわり
『お向かいさんは僕の先生』(匠芸社・シトラス文庫)は、電子書籍として、楽天ブックスやコミックシーモア、Kindle、DMMブックスなどで発売中です。よかったら読んでもらえると嬉しいです。
柚木怜

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