この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
智恵の輪
第1章 同僚の距離
だが、和真の頭の中には、なぜ自分が誘われたのかという疑問が残っていた。

やがて食事が済み、智恵は紅茶、和真はコーヒーを飲んでいた。その時、智恵は指先で何度も鎖骨やネックレスに触れていた。ふっと息を吐いた後、肩の力が抜け、智恵の表情は先程と打って変わって曇っていった。

智恵が静かに口を開いた。

「実は大切なお知らせがあって…」

智恵の声は柔らかく、わずかに掠れていた。

和真は智恵の表情を見つめ、胸に浮かんだ嫌な予感を悟られまいと、コーヒーカップを静かに皿へ置いた。

「はい…」と和真は小さく頷いた。

「仕事を休職することになって…しばらく東京を離れないといけない…」

和真はうつむく智恵を見つめ、小さく息を吐いた。休職と聞き、まず思い浮かべたのはメンタルの不調だったが、彼の予想は外れた。

「母の介護でしばらく実家に帰らないといけない…だから和真さんには早めに伝えておきたいと思って…」

和真は智恵の視線が自分に向くのを待って、言葉をかけた。

「実家は大分でしたっけ…?」

彼女は一瞬、表情が明るくなった。
/27ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ