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綴り語り
第7章 官能小説との出会い
『官能小説』という

ジャンルを知らなかった私が、

このジャンルの小説に触れたのは、

中学時代。


中学時代、進学校に通っていた私。

問題数を熟すのが

成績上昇への早道と

信じていた私は、

問題集を解いて、解いて、

解きまくっていた。


でも、問題集は1000円前後。

何冊も買えば、当然、

小遣いが減る。


祖父母から図書券を貰ったり、

両親からも図書券を渡されて

購入していたけど、

全然足りなかった。


というのも、

進学校特有かもしれないけど、

ライバルがいた。


その子は、お金持ちのお嬢様。

学校の近くの百貨店の中にある

書店で参考書も問題集も

買い漁って、何冊やり切ったか、

自慢していた…。

そして、それだけの成績だった。

五教科で四教科が学年トップ。

私は、五教科で一教科のみトップ。

数学、英語、理科、社会で負け続けていた。


追いつくには問題を熟すこと。

そう信じていたけど、

問題集は言った通り高い。


そこで私が目を付けたのは、

『古本屋』

学校から比較的近いところに

古書街もあったし、

家の近くは下町。

下町特有の商店街の古本屋があった。

そこで、私は問題集を買うことにした。

1000円程度する問題集が、

200円程度で、ほぼ真っ新。

それを買って、解き続けていた。

あるとき、今となっては

タイトルも忘れたけど、

ライトノベルを勉強の合間の

息抜きで読むようになった。

それも結構、高かった。

たしか800円程度。

それが、家の近くの

商店街の古本屋で6巻セットで

1200円だった…。

喜び勇んで、ビニールで包まれた

その6巻セットを買って帰った。

1巻、2巻と読み進むうちに、

最後の6巻だけが…。

表紙は6巻。

でも、中身は、官能小説。

睦月影郎という作家さんの小説。

タイトルは忘れたけど、

明らかな官能小説。

その時は封印して本棚に

6巻として保管していた。


高校生になって、

性に目覚めた私。


その小説を思い出して、

読み始めて…。

官能小説にハマった。


大学時代も

下町や学生街の

古本屋を見つけると、

官能小説を立ち読みし、

気に入ったら買っていた。

それが、私の官能小説との出会い。
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