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素直になれない幼なじみ【短編】
第4章 後日談
皇は海斗を完全に牽制すると、そのまま私の腰をぐっと引き寄せ、耳元で低く囁いた。
「……お前、他の男に誘われて、なんでちょっと嬉しそうな顔してんの」
「うっ…、嬉しそうな顔なんてしてないよっ!」
「嘘つけ。鼻の下伸びてただろ。……お仕置き、必要だな」
くすくすと意地悪に笑う皇の瞳は、昔のそれとは違い、熱い独占欲でギラギラと光っている。
みんなの前だというのに、皇は私の頬にわざと音を立ててキスをした。
「わあぁっ!ちょっと、みんな見てる……!」
「見せつけてんだよ。お前は俺だけのものって、ちゃんと分からせとかないと。変な虫がついたら困るだろ」
皇はそう言って、今度はみんなの視線から隠すように、私の唇に深く、甘いキスを落としたのだった。
(終わり)

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