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ラブカルチャースクール 2
第12章 M Lesson 5回目
赤くなった瞼を冷やしていたら、支度に時間が掛かってしまった。

ガチャリ…
おずおずとドアを開くと、壁に寄り掛かりながら手と脚を組んでいる…セイジの横顔が見えた。

音に、気付いて振り向き

「あ…琴海…支度出来た?」

かなり待たせたのに、何もなかった様に微笑み掛けてくれる。

「ごめんね…凄い待たせちゃって…」

ニッコリと笑いながらセイジは

「俺の責任だから…気にしないで」

優しく気遣ってくれる。

キュン!
セイジのハート泥棒!!

緩みそうになる口元をキュッと結び、俯き加減でソファーに座ると…

テーブルに可愛くラッピングされた、小さな箱が置かれていた。 

「セイジ…これはなぁに?」

セイジはティーカップを運びながら、はにかんで…

「少し遅くなったけど…誕生日プレゼント…」

ドックンッ!!

「誕生日…プレゼント…」

心臓が思いっきり跳ねた!


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