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ラブカルチャースクール 2
第12章 M Lesson 5回目
カッ!
目を見開いて、瞬間名前を叫ぶ…

「セイジッ!!」

「琴海!?」

セイジは心配した顔で、覆い被さる様に覗き込んできた。

「あ…また…夢…」

「夢か…琴海バタバタ手を動かしてるから、苦しいのかと思って心配したよ…」

寝汗を掻いたのか、顔に張り付いた髪の毛を指先で払ってくれた。

「あ…飛ぼうとしたら…落ちちゃって…」

訳が分からない説明なのに、セイジは優しく微笑んで…

「そっか…飛びたかったけど、落ちちゃったか…残念だったね…怖かったね…」

『怖かった』

凄く…夢も…現実も…。

セイジが居なくなっちゃったら…
私、生きている意味、分からなくなっちゃうよ…。

少し震えて黙っていると、セイジはローブを掛けた身体をゆっくりと抱き起こして

「もう…大丈夫だよ…これなら落ちないでしょ…」

背中をポンポンと、あやしてくれた。


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