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素敵な笑顔
第2章 詩 生命の詩
白のレースのカーテンが、
風をはらんで大きくふくらみ、
ゆっくりと移動するような動きを見せる。
まるで幽霊のようだ、とあたしは思う。
ずっと幽霊を見てみたいと思っていた。
たぶん二十歳を過ぎるくらいまで。
それくらいで、
あたしには見えないんだなっていうことがわかった。
それで、諦めた。
結局、一度も見ることはできていない。
空は子どもが描いた絵のようによく晴れていて、
透明で明るかった。
だから余計、陽のあたらないところは暗くなる。
清潔な白を基調とした室内なのに、
気配は陰鬱そのもので、
あたしは一刻もはやくこんなところから出て、
みんなで帰りたいって思っている。
みんなっていうのは、お父さんと美香ちゃんと、
まあおじさんとしのぶさん。
それからもちろん、
おばあちゃんも一緒に。

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