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熟女人妻・美香―人妻薬剤師の禁断の処方箋―
第1章 疼く熟れる体。禁断の処方箋~忘年会
「なんで、軟膏1本でこんなに待たせるんだ・・」

男性患者が事務員に怒鳴っている声が聞こえてきた。私は謝罪をするために患者のところへ向かう。

さらに、処方箋内容に疑わしいところがあった場合は医師と連絡を取らないといけないが、大きな病院なので担当科に電話が繋がらなかったりすることもある。そうなると、患者を長い時間待たせることになる。

また、「自分はこんな薬を出してくれと医者に頼んだ覚えはない。いらないから、医者に連絡してくれ!」とか言ってくる患者も多い。通常の調剤業務だけで手一杯なのに、こういった患者のクレームや理不尽な指示といったイレギュラーな仕事が加わると、その日は本当に気が滅入る。

その日の昼間、2畳ほどの狭い休憩室で事務員の朱音と二人きりになった。朱音は32歳の独身で、いつも明るいが、職場への不満を溜め込んでいた。私は白衣を脱ぎ、ロッカーに吊るすと、化粧ポーチを取り出した。

汗で落ちたファンデーションを塗りなおし、頬に薄くピンクのチークを落とした。そして華美でない口紅を唇に引いた。私は昼の食事はしないが、食事を終えた茜が話しかけてくる。

「もう本当に嫌になるわよ、美香さん。今日も来たあの患者さん、美香さんがこんなに丁寧に調剤しているのに、スマートフォンを見ながら『早くしろ』って。本当に頭にきちゃう。こっちはお薬を扱っているのに」

朱音がため息をつきながら、アルミの包み紙をカサカサと音を立てて開け、チョコレートを口に運ぶ。溶けかけたチョコの甘い香りが、狭い空間にふわりと広がった。

「本当にそうね。まあ、あの方は少しお急ぎだったのよ。とは言っても、そんな方ばかりじゃないから……。患者さんのためだと思って、午後からも頑張りましょうね」

「それとさ、男の薬剤師が苦手だからって理由で、美香さんをかかりつけに指名してる△△さん。あの人、絶対美香さんに気があるよね・・美香さんが投薬してるときはいつも、美香さんの全身を嘗め回すように見てるもの・・」

「あの人から、電話番号教えてくれとか、今日は仕事何時に終わるんですか?って言われたことあるわよ」

「えええ、そうなの・・それで、教えたの?」

「教えるわけないでしょ・・笑顔で断ったわよ。ちなみにあの人だけじゃないから」



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