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国選種付人物語
第1章 理沙さんと種付人
今日の5回の種付け、そして唇を奪ったという事実は決して消えない。

「まあ、いっか。でも、今日の種付け、最高だったよ♪」

​川島はベッドから身を起こし、服を着始めた。

​時計の針は午後5時になろうとしていた。

結局、朝の10時から夕方の5時まで、規定の持ち時間を全て使って、行為に及んでいたことになる。

「じゃあ、俺帰るわ。孕んでなかったらまた来るんでよろしく」

​彼は相変わらずの軽薄な口調で、まるで来週も遊びに来る友人のように言い放った。

​理沙は疲弊しきった身体に鞭を打ち、玄関まで川島を見送りに立った。

その顔には、隠しようのない疲労の色がにじみ出ていた。

​「お疲れ様でした……」

​「じゃあね、理沙さん」

​言い残すと同時に、川島は「チュッ!」と軽い音を立てて理沙の唇にキスをした。

それから軽く手を振り、ドアの向こうへと消えていった。

​こうして、林葉理沙の長く背徳的な種付けの時間は終わった……。




​午後7時過ぎ。

夕食の準備を終え、リビングで静かに座っていた理沙の耳に、玄関のドアが乱暴に開く音が届いた。

​「ただいま!」

夫の哲也が、いつになく慌てた様子で帰宅してきた。

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