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『居候と人妻 真弓』浪人生と人妻のセックス三昧な日々
第54章 54話
片方の手にハンカチを持って口に当てながら、声だけでも漏らさないようにして、オナニーを続ける真弓。
「ン……ハァ……ン……」
次々と溢れ出てくる愛液に手を濡らしながら、夢中になっていた。
しかし次の瞬間、真弓はハッとした。
前の方の席で映画を観ていた夫婦の男性が、真弓の席の横を通ったのだ。
真弓はそれに気づいた瞬間に慌てて股を閉じたが、男性は歩きながら明らかにこちらをチラチラと見ていて、一瞬真弓と目が合ってしまった。
真弓は顔を真っ赤にしながら固まった。
男性はおそらくトイレのために立ったのだろう。
しかし真弓はオナニーに夢中になり過ぎていて、男性が席から立ち上がった事に気付かなかったのだ。
――うそ……見られちゃった……どうしよう……――
固まりながら頭の中がパニックになる真弓の横を、男性はそのまま通り過ぎて行った。
映画館の中は暗いから、もしかして真弓が何をしていたのかまでは気づかれていなかったかもしれないけれど、分からない。
真弓の胸は心臓が飛び出すんじゃないかと思うくらいに鼓動が早く大きくなっていた。
そして男性と目が合った事で我に返った真弓は、その恥ずかしさに耐えられなくなって、まだ映画の上映が終わっていないにも関わらず、足早に映画館を出た。
出ていくときにトイレから戻ってきた男性とすれ違ったけれど、真弓は恥ずかしくて顔を下に向けたまま小走りで男性の横を通り過ぎた。
外に出ると、外気に触れた濡れたパンツがひんやりと冷たく感じて、余計に恥ずかしくなった。
――私……本当に何やってるのよ、これじゃまるで……――
しかし性欲を抑えきれなくなって赤の他人に痴態を晒してしまった事に罪悪感を感じながらも、まだ身体は奥深くで熱を持ったままだった。
どうしよう……身体が疼いて疼いて……堪らない……
もう近くのデパートのトイレにでも入ってオナニーの続きをしてしまいたいとさえ思ったが、それをなんとか理性で抑え我慢し、真弓はタクシーに乗って家に帰った。

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