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お題小説第4弾「次の夏に、また会いましょう」
第1章 出会い
彼女に初めて会ったのは、多分、小学校3年生の時だった。
自営業を営んでいたうちの家は、比較的自由に休みが取れる。
なので、僕や妹が夏休みになると、お盆の混雑時期をずらして旅行をするのが常だった。
その行き先で一番多かったのが、母方の実家だった。
父親は親戚筋との仲が悪かったみたいで、そちらに帰ることはめったになかった。
それでも、子どもに田舎の暮らしを体験させたい、
その思いがひとつ。
もうひとつは、母が家事から解放されるという理由だったのではないかと思う。
そこは岡山県の田舎町で、本当に何もない。
おばあちゃんもおじいちゃんも
「ここにあるのは山と川だけ」
と言ってよく笑っていた。
当時はゲーム機なんか持ってなかったが、
親戚の子たちと川遊びをしたり、
夜はボードゲームやカードゲームをしたりして、
結構楽しく遊んでいたと思う。
ただ、その日はたまたま僕一人だった。
なんでかはよく覚えていない。
妹は具合が悪かったのかもしれない。
親戚の子たちは学校のプール開放に行ってしまったのかもしれない。
とにかく、僕はひとりの時間をものすごく持て余していた。
仕方がないので近所を探検することにした。
要は散歩だ。
延々と田んぼが続くあぜ道を歩いていると、
石造りの鳥居があった。
「神社?」
山の中に入っていく石段は、
薄暗くジメッとした感じがした。
どこまで続いているんだろう?
ふとそんな思いに駆られて、僕は石段を登り始める。
まあ、てっぺんにあったのは、若干開けた境内に、
こじんまりとしたお堂がひとつ、それだけだった。
なーんだ
そう思って引き返そうとした僕は、
視界の端で何かがコソリと動くのを感じた。
お堂の縁側みたいになったところに、
白いワンピースを着た女の子が座っていたのだ。
自営業を営んでいたうちの家は、比較的自由に休みが取れる。
なので、僕や妹が夏休みになると、お盆の混雑時期をずらして旅行をするのが常だった。
その行き先で一番多かったのが、母方の実家だった。
父親は親戚筋との仲が悪かったみたいで、そちらに帰ることはめったになかった。
それでも、子どもに田舎の暮らしを体験させたい、
その思いがひとつ。
もうひとつは、母が家事から解放されるという理由だったのではないかと思う。
そこは岡山県の田舎町で、本当に何もない。
おばあちゃんもおじいちゃんも
「ここにあるのは山と川だけ」
と言ってよく笑っていた。
当時はゲーム機なんか持ってなかったが、
親戚の子たちと川遊びをしたり、
夜はボードゲームやカードゲームをしたりして、
結構楽しく遊んでいたと思う。
ただ、その日はたまたま僕一人だった。
なんでかはよく覚えていない。
妹は具合が悪かったのかもしれない。
親戚の子たちは学校のプール開放に行ってしまったのかもしれない。
とにかく、僕はひとりの時間をものすごく持て余していた。
仕方がないので近所を探検することにした。
要は散歩だ。
延々と田んぼが続くあぜ道を歩いていると、
石造りの鳥居があった。
「神社?」
山の中に入っていく石段は、
薄暗くジメッとした感じがした。
どこまで続いているんだろう?
ふとそんな思いに駆られて、僕は石段を登り始める。
まあ、てっぺんにあったのは、若干開けた境内に、
こじんまりとしたお堂がひとつ、それだけだった。
なーんだ
そう思って引き返そうとした僕は、
視界の端で何かがコソリと動くのを感じた。
お堂の縁側みたいになったところに、
白いワンピースを着た女の子が座っていたのだ。

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