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開発された女教師〜純愛の果ての真の快楽〜
第2章 静かなる予兆
水曜日の夜に「映画デート」の約束を交わしてから、土曜日を迎えるまでの数日間。

七海の胸の中には、じりじりと焦がされるような甘い緊張感がずっと居座っていた。

​そして迎えた土曜日。

周囲の目を完全に欺くため、二人は研修寮から大きく離れた、ターミナル駅に併設された大型シネマコンプレックスでの現地集合を選んでいた。

​七海はいつものスーツを脱ぎ捨て、シンプルなコーディネートに身を包んだ。

鏡の前で髪を整えながら、ドクドクと不規則に刻まれる鼓動に、サバサバとした彼女の理性は苦笑するしかない。

​(ただの映画。ボランティアなんだから……)

​そう自分に言い聞かせながら、人混みで賑わう映画館のロビーへと足を運んだ。

土曜日の昼下がり、カップルや家族連れで溢れ返る空間。

その喧騒の中で、圧倒的な体躯は、遠くからでも一目でそれと分かった。

​コートを手に持ち、少しラフに着こなしたシャツ姿の秋が、デジタルサイネージの予告映像を眺めている。

その大人のオスの色気を孕んだ佇まいに、七海は一瞬、近づくのを躊躇うほど気後れしてしまった。

​意を決して一歩を踏み出し、「本庄先生」と声をかける。
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