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開発された女教師〜純愛の果ての真の快楽〜
第2章 静かなる予兆
翌朝、いよいよ三ヶ月に及ぶ研修の初日、本格的な講義が始まった。

大会議室には昨日とは打って変わり、緊張感が満ちている。

教壇に立つ研修担当教員の眼光は鋭く、容赦ないスピードで講義が進められていく。

​「――では、この課題について、さざなみ中学の橘先生、君の見解を述べなさい」

​講義の最中、担当教員からいきなり名指しで指名が飛んだ。

周囲の男たちが一瞬で緊張し、同情するような視線を向ける。

しかし、七海はまったく動じなかった。

「はい」と155センチの身体を凛と引き締め、すっと立ち上がる。

事前に読み込んできた資料の要点を脳内で一瞬にして整理し、淀みのない声で的確な発表を披露してみせた。

​無駄な言葉は一切ない、完璧な回答。

担当教員も「ふむ、さすがだな」と言わんばかりに深く頷く。

周囲の研修員たちの間には、「あいつは本当にできる……」という畏敬の念が混じった空気がじわじわと広がっていった。

​一方、こもれび中学の本庄秋はというと、特段目立つような立ち回りはしていなかった。

指名されても、昨日と同じような穏やかで低い声で、波風を立てずに淡々と課題をこなしている。

七海はその姿を横目で捉えながら、

(やっぱり、あの人は優しくてマイペースな人なんだな)

と、どこか安心したような目で見ていた。

​そんな息の詰まるような研修初日の一日が、ようやく終わりを迎えた。

各自が片付けを始め、張り詰めていた空気が緩んだその時、背後からスッと影が落ちた。
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