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地味な僕が女装したらアイドルになってしまった
第1章 スカウト
生徒会室に戻ると
カツラ…ウィッグが取られ、女神様の服を脱いだ
ズボンだけ穿くように言われて椅子に座る
「目、閉じて」
「はい」
言われるままにしていると
目の周りをヌルヌルとしたもので撫でられ、次第に顔中に広がっていった
やがて綿のようなものーコットン?ーで拭き取られていく
「…じゃあこっちへ来て」
「はい」
今度は生徒会室の奥の部屋にある水道へ連れて行かれた
「これをよく泡立てて」
「はい」
何やら網でできた玉のような物を渡され、そこへ液体石鹸を載せられたのでゴシゴシと擦るとモコモコと泡立ってきた
「それで顔を洗って」
「はい」
その泡々の網玉で顔をゴシゴシ…
バチン!
後頭部に痛みが走り
「ナニやってんの!」
と怒号が飛んできた
「い、いや、顔洗ってるんですが???」
「ネットで洗うな!ゴシゴシ擦るな!」
「???」
「…いつもそんな風に顔洗うの?」
「いつもって、普通は水洗いですよ…ニキビが酷かった中学の頃に薬用石鹸使った事あるくらいで…」
「呆れた…あのね、擦らないように泡で洗うの!ネットは泡立てるだけよ!」
「はい…泡でってそんなんで綺麗になるんですか?」
「なるに決まってるでしょ!いくら指で擦っても毛穴汚れまで取れないわよ」
「へぇ~なるほど…こうですか?」
「もっと優しく!丁寧に!」
「はい」
生徒会長の洗顔レクチャーが続いた
何せ、洗い方だけでなく水での洗い流しの時も、タオルで吹く時も『擦るな!丁寧に!優しく!』と厳しい激が飛んでくるのだ
顔を洗うのにこんなに疲れた事は無い…
しかし散髪屋に行った時のようにサッパリした
「はい、次は化粧水」
「化粧水?!」
「つべこべ言わない!…コラッ擦るな!叩き込むように…押さえて浸透させるように!…よしよし、次は乳液」
「まだあるんですか?」
「シャーラッープ!」
「はいっ!」
さっきのサラサラした化粧水とは違って白いトロッとした乳液なるものを顔に塗る
こんなに顔を触ること無いよなぁ…
「…どーせUV対策もしてないんでしょ」
「ゆーぶい?」
「日焼け止めよ、はい」
「日焼けって、夏まだでしょ?」
「もう紫外線は強くなってんの!」
「…はい」
日焼けしたっていいじゃんか、と思うけど従うしかない…
「…ったく…これからウチに寄って」
「えっ?生徒会長の家ですか?」
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