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ウイングの徒然草
第8章 眠ってばかりの週末
けれど、これをただ怠けているだけと言ってしまうのも、少し違う気がしています。たぶん今は、何かを出す時期ではなく、出し切ったものが戻ってくるのを待つ時期なのだと思います。書けない時に無理に書こうとすると、文章はどうしても説明になります。気持ちが乗っていないのに、形だけ整えようとすると、妙に正しいことばかり言う文章になります。そういう文章は、自分で読んでもつまらないのです。正しいことを書きたいわけではありません。引っかかったことを書きたいのです。
『FIVE HOURS』を書いていた時は、人物たちの中にまだ火がありました。優季の言葉、美智子の揺れ、ジュンの沈黙。そういうものが、書いているこちら側にも熱を残してくれました。けれど、投稿を終えた今、その火は少し遠くなっています。消えたわけではないと思います。ただ、すぐ次の火種になるほど近くにはない。そんな感覚です。無理に手を伸ばしても、まだ掴めない。だから今は、少し離れたところで見ているしかないのかもしれません。
書けない週末というのは、何もしていない時間ではないのかもしれません。どこかで使い切ったものが、少しずつ戻ってくるのを待っている時間なのだと思います。ソファで眠っているだけに見えても、頭のどこかでは、終わった物語の余熱が冷めるのを待っているのかもしれません。そう思うことにして、今日も私は、エアコンの効いた部屋で毛布をかけています。
『FIVE HOURS』を書いていた時は、人物たちの中にまだ火がありました。優季の言葉、美智子の揺れ、ジュンの沈黙。そういうものが、書いているこちら側にも熱を残してくれました。けれど、投稿を終えた今、その火は少し遠くなっています。消えたわけではないと思います。ただ、すぐ次の火種になるほど近くにはない。そんな感覚です。無理に手を伸ばしても、まだ掴めない。だから今は、少し離れたところで見ているしかないのかもしれません。
書けない週末というのは、何もしていない時間ではないのかもしれません。どこかで使い切ったものが、少しずつ戻ってくるのを待っている時間なのだと思います。ソファで眠っているだけに見えても、頭のどこかでは、終わった物語の余熱が冷めるのを待っているのかもしれません。そう思うことにして、今日も私は、エアコンの効いた部屋で毛布をかけています。

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