この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ウイングの徒然草
第8章 眠ってばかりの週末
けれど、これをただ怠けているだけと言ってしまうのも、少し違う気がしています。たぶん今は、何かを出す時期ではなく、出し切ったものが戻ってくるのを待つ時期なのだと思います。書けない時に無理に書こうとすると、文章はどうしても説明になります。気持ちが乗っていないのに、形だけ整えようとすると、妙に正しいことばかり言う文章になります。そういう文章は、自分で読んでもつまらないのです。正しいことを書きたいわけではありません。引っかかったことを書きたいのです。

『FIVE HOURS』を書いていた時は、人物たちの中にまだ火がありました。優季の言葉、美智子の揺れ、ジュンの沈黙。そういうものが、書いているこちら側にも熱を残してくれました。けれど、投稿を終えた今、その火は少し遠くなっています。消えたわけではないと思います。ただ、すぐ次の火種になるほど近くにはない。そんな感覚です。無理に手を伸ばしても、まだ掴めない。だから今は、少し離れたところで見ているしかないのかもしれません。

書けない週末というのは、何もしていない時間ではないのかもしれません。どこかで使い切ったものが、少しずつ戻ってくるのを待っている時間なのだと思います。ソファで眠っているだけに見えても、頭のどこかでは、終わった物語の余熱が冷めるのを待っているのかもしれません。そう思うことにして、今日も私は、エアコンの効いた部屋で毛布をかけています。
/42ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ