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家庭教師先の人妻はとても淫ら
第1章 前編
とある土曜日の午後3時。小里家の玄関にチャイムが響いた。

知子がドアを開けると、そこには息子の家庭教師、辺見晴也が立っていた。

「あらっ!? 辺見先生!」

晴也の顔を見るなり、知子は声を上げ、慌てふためいた。

「ごめんなさい! 今日は誠が学校の行事で不在で……連絡するのをすっかり忘れていたわ」

申し訳なさそうに身を縮める知子に対し、晴也は困ったような、それでいて穏やかな苦笑いを浮かべた。

「いえ、大丈夫です。僕の方こそ、事前に確認しておくべきでした。では、今日はこのまま失礼しますね」

「そんな、とんでもない! せっかく来ていただいたのに。……そうだ、よかったらお茶とケーキでもいかがかしら? ちょうどチーズケーキを焼いたところなの」

断る間もなく、知子は晴也をリビングへと招き入れた。

テーブルには、温かい紅茶と、こんがりと焼き色のついたチーズケーキが並んだ。

晴也は知子の手作りを前にして、どこか緊張した面持ちで席についている。

「本当にごめんなさいね。このところバタバタしていて、つい、うっかり……」

知子が申し訳なさを紛らすようにお茶を一口すすると、晴也もカップに手を伸ばした。

「本当に、お気になさらないでください。僕の方こそ、こんなケーキまでご馳走になってしまって…」

晴也はケーキを一口運ぶと、パッと目を丸くした。

「凄く美味しいです! こんな本格的なケーキ、久しぶりに食べました」

「あら、よかった。お口に合ったかしら」
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