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あなたの一番になりたいのに
第2章 【誰よりも愛しているのに】





私自身もかなり気合いが入ってる
朝もカンナさんの家から直接現場へ
車で送ってくれるからってギリギリまで
離してくれないんだもん
「浮気すんなよ」だってさ
「これだけ印着けててそれ言う!?」って反論
着替えたら絶対バレるくらいのキスマーク
こうしてじゃれ合う時間も本当に好き



現場の皆には社長に送ってもらったところを
バッチリ見られていて冷やかしにもあったけど
中には推しカップルと言ってくれる人も居て
仲を認めてもらえてるのかな、と嬉しくもある
だからこそ、精一杯頑張らなきゃって
仕事でも成果を出してカンナさんに褒めてもらうんだ



店舗の内装施工にも立ち合ってきた
続々と届く商品を並べていく
SNSやホームページでも予告済み
マネキンをコーディネートして
ディスプレイしていたら路面側のガラスケースを
ノックしてきた人が居た



「あれ?え?進藤さん!?」



びっくりした、手をひらひらと振ってくる
外に出て挨拶すると
「外から見えたんで寄ってみました」らしい
私服だから休日のようだ
差し入れなんかも貰ったりして恐縮です



「何か手伝わせてください」
なんて言うもんだから慌てる
大事な取引先相手にそんな事をさせるわけには
いかない
しかし、一歩も引かずといった状況
どうしたものか……



「じゃあ、ランチ一緒に行きませんか?お願いします、急に休み入っても何したら良いかわかんなくて……」



何か、カンナさんもそんな事言ってた気がする
きっと進藤さんも働き者なんだな
両手合わせてお願いされると断りにくい



「…はい、ランチ行きましょう」


「やった!また此処に迎えに来ます、良いですか?」


「すみません、わざわざ」


「いえ、僕の我儘聞いてくれてありがとうございます」



ホッとしたような顔を見て、
やっぱりそうなのかな、とか頭によぎっちゃう
何かあれば連絡ください、と連絡先も交換した
ダメだったかな?断るのも悪いし
あ、でも仕事専用のスマホだから良いよね







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