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あなたの一番になりたいのに
第1章 【こんなにも好きなのに】
「じゃ、仕事あるから戻るね」と私の手を引く
もう一度、頭だけ下げてお姉さんとお別れした
「あ、あの…っ」
カンナさんの背中がまた怒ってそうな気がしたから
補足説明しようとしたけどエレベーターに乗り込む
急いでボタンを押して扉を閉めると同時に重なってた
「んっ……」
壁に押し倒されて激しいキス
言われてたそばからまた接触したから
カンナさん怒ってる……
到着音が鳴ってトントン叩いて知らせる
こんなの誰かに見られたら…っ
一瞬扉が開いてボタンで閉めた
誰か居たんじゃ…?
閉めるボタンを押しながらずっと口内犯されてる
「ハァハァ……ごめん、我慢出来なかった」
「…いえ、私もすみません」
「焦った……もうヤダ」
顔を覆って、自分が子供みたいだと反省してる
この会社のトップである人を
こんな風にしちゃってどうしよう……
明らかに私が悪いのに、私は何故、
項垂れてるカンナさんが可愛くて仕方ないって
思っちゃうんだろう
愛おしくて堪らないよ
今度は私から手を伸ばして踵を上げる
視線をこっちに向けたら熱烈なキスを……
腰から引き寄せ受け止めてくれる
会社では節度ある距離感でって言ってたのにね
私もダメダメだ……
「今夜、待ってて良いですか?」
「うん、良いよ、早く帰るよ」
ニッコリ笑って仲直り…?かな
何もなかった顔して2人でエレベーターから
出て行く
やっぱり待ってた人たちが居て
何事だ?みたいな顔されたけど逃げた
人気が無い場所まで行っては顔見合わて笑う
もう……好き、大好き
「ウィンクしてください」
「え?」
「さっき、お姉さんにされちゃって不覚にもドキッとしちゃいました」
「ふーん、ときめいちゃったの?」
「上書きして…?」
また腰から引き寄せられて
「今夜も覚悟しててね」とウィンクしてくれた
すぐに恥ずかしがってたけど
本人の方が破壊力半端ない、ヤバい
でも嬉しい…!

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