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あなたの一番になりたいのに
第1章 【こんなにも好きなのに】





あぁ…気持ち良い……
カンナさんの唇…柔らかい……
好き…大好き……
ちゃんと気持ち、伝わってますか?
リップ音が脳まで刺激する
絡む舌が子宮を疼かせる



風邪をひいた、と嘘をついて距離を置いた
だってカンナさんモテ過ぎて時々遠く感じる
「好きだよ」って言ってくれて
舞い上がっていたのはどうやら私だけみたい
気を引きたくて我儘な嘘
カンナさんにはお見通しだったみたいで
すぐに駆け付けてくれた



そんなカンナさんに私はまた惚れ直してしまう
たくさんあるであろう色んな人との約束を断り
私を優先してくれたんだって思ったら
胸の奥が疼いて今にも泣き出しそう



「ミオが泣いてる気がしたから」って
駆け付けるなり髪を撫でられたら
そりゃキスしてしまうよね
一瞬驚いたカンナさんだけど
逆に押し倒されて、今に至る———



「嘘だった?悪い子だね」


「んん……ごめんなさい」


「お仕置き、と言いたいところだけど、こんな事させたの私のせいだよね?」


「違っ…私が悪い、試すような事してごめんなさい」


「うーうん、いくらでも試して?けど、そうならないように私も好きな気持ち返していくね?」


「カンナさぁ〜ん…」


「クスッ、続き、して良いの?」


「…はいっ」



あぁ、こんなのもう、沼っっっ……
格好良くて、綺麗で、オーラも半端ない
メイクやファッションの会社を20歳で起業して
わずか4年で成功させてる社長さんでもある
「此処で働いてみない?」と在学中に
声を掛けられた私は彼女の美貌に見惚れて
入社していた
在学中に起業した凄腕生徒が居るって
風の噂で聞いていたけど
当時はあまり見かけた事がなかった



たまたま通りかかった校舎で、
すれ違う時に腕を掴まれて驚いた記憶がある
「ちょっとごめん、許してね」と言われて
その場で口紅を落とされて彼女の持っていた
新しい口紅を塗られたの
顔が近くてドキドキした
良い匂いもするし、
真っ直ぐ見つめられてる気がして直立不動……







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