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薄氷
第1章 薄氷
途方もない量の氷が巨大な塊をなして、銀世界と呼ぶには青みの強い足場を形成する。海から遠く隔たっているため、湿気は乏しく空気は乾燥している。

凍てついた足場に直接足を下ろして移動する人影が現れる。体にぴったりと密着する身軽な服装をまとった女が二人、離れた地点を歩いていた。

女達は次第に近付いてゆく。遠くからも見えていた姿は歩みを進めるうちに一層はっきりしてくる。

片方の女は黒髪を、もう片方の女は金髪を、それぞれ吹雪になびかせている。
色こそ違えど、髪の長さは二人ともおおむね胴体にかかるぐらいのものであった。

駆け出せばすぐ相手に届きそうな程にまで相手との間を狭める。目の前の女の衣服から浮き出る発達した体つきを眺める。

「「直ちに退きなさい」」

吹雪を突き飛ばすように放ったはずの言葉が正面からも返ってくる。

黒髪の女は相手を見つめる。

「繰り返します、ここから立ち去りなさい」

金髪の女は真っ直ぐ相対する。

「再度告げます、即座にここを離れなさい」

伸びやかな姿勢で立っている二人が距離を縮める。

「貴女に命じているのです、聞こえませんか」

「貴女こそ聞こえていますか、撤退を命じます」

「退くべきは貴女です」

「貴女に命令しているのは私です」

「主導的立場にあるのは私であって貴女ではありません」

「貴女に他の選択肢はありません」

共に足元の氷を踏みしめる。

「勧告を聞かないのであれば強制的に退けます」

「対話不可能と判断したためこれより貴女を排除します」

黒髪の女がさらに応答しようとした瞬間、金髪の女は素早く駆け出して突進を仕掛ける。
体を浮かせられる黒髪の女だが、相手を上から押さえ付けて氷に伏せさせる。
金髪の女の胸が氷と密着した際に歪む。

金髪の女は相手の胴体を抱え込むと同時に、しゃがむような体勢になって再度踏ん張る。
相手の体を持ったまま起き上がる。そのまま反り返って自分の頭の上の方から黒髪の女を落下させる。
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