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真衣先生・犯られる
第1章 1
さて、真衣先生の時も、校長の時ほどは無いにしても親たちは興味しんしんだから、たいして荷物も無いと思われるのに、ホントに大勢集まっていた。
引っ越しは、たいてい予定時間より早く始まる。
運送会社のトラックのやりくりの都合で、荷物の量と不釣り合いのトラックが来ることもある。この日も、トレーラーにコンテナを積んだトラックが来て驚いた。運転手は泥道が気がかりのようだ。そう、空荷のトレーラーヘッドは坂や悪路に驚くほど弱い。悪い道に入り込んで動けなくなることがあるのだ。
親たちは体を使う仕事なので、段取りや手順、仕事も早い。
本人が到着していないのに、住宅の窓・戸、コンテナの扉が開け放たれて、準備万端。
いやはや、コンテナの扉を開けてみたら、スミにわずかな家財道具しか載っていない。一人暮らしのスタートだから、こんなもんだろう。
人手は大勢で荷物は本当にちょびっと。一瞬で終わりそうだが、本人が来ないので皆て手持ちぶさたであった。
本人に「いつごろ到着するの?」と聞こうにも、携帯電話もスマホも無い時代だ。連絡を取りようが無い。
ぼくも4年目となれば親は全部顔見知り。中には新年度の担任に探りを入れる親もいる。
「新しい女の先生、〇年生の担任だべや」
ぼくに聞こえているのもお構いなしだ。
「〇年と〇年は複式だべ。人数多いからベテランの〇〇先生。〇年は問題児多いから〇〇先生。そうすれば、今度の先生は新卒だから〇年の担任に決まってるべや」
「そうでしょ?」ぼくに聞いてくる。
「いえいえ、まだ始業式まで言えませんよー」ぼくは叫ぶ。
そうしているうちに、
「お、あれでないかい??」
声が聞こえた。
銀色の乗用車が見えた。
とりあえず、親の車で来ると聞いていた。こんなイナカでは、自家用車は必需品だ。免許は持っているけどクルマは持っていない。急いで、中古車でも探すと言う。
こんなに大勢のお出迎え(?)で、真衣先生もたまげたに違い無い。
全員の視線が若い女の先生に集中する。車を停め、その辺の人にペコペコお辞儀しながら、近づいてくるスーツ姿の女性に、ぼくは驚愕した。
引っ越しは、たいてい予定時間より早く始まる。
運送会社のトラックのやりくりの都合で、荷物の量と不釣り合いのトラックが来ることもある。この日も、トレーラーにコンテナを積んだトラックが来て驚いた。運転手は泥道が気がかりのようだ。そう、空荷のトレーラーヘッドは坂や悪路に驚くほど弱い。悪い道に入り込んで動けなくなることがあるのだ。
親たちは体を使う仕事なので、段取りや手順、仕事も早い。
本人が到着していないのに、住宅の窓・戸、コンテナの扉が開け放たれて、準備万端。
いやはや、コンテナの扉を開けてみたら、スミにわずかな家財道具しか載っていない。一人暮らしのスタートだから、こんなもんだろう。
人手は大勢で荷物は本当にちょびっと。一瞬で終わりそうだが、本人が来ないので皆て手持ちぶさたであった。
本人に「いつごろ到着するの?」と聞こうにも、携帯電話もスマホも無い時代だ。連絡を取りようが無い。
ぼくも4年目となれば親は全部顔見知り。中には新年度の担任に探りを入れる親もいる。
「新しい女の先生、〇年生の担任だべや」
ぼくに聞こえているのもお構いなしだ。
「〇年と〇年は複式だべ。人数多いからベテランの〇〇先生。〇年は問題児多いから〇〇先生。そうすれば、今度の先生は新卒だから〇年の担任に決まってるべや」
「そうでしょ?」ぼくに聞いてくる。
「いえいえ、まだ始業式まで言えませんよー」ぼくは叫ぶ。
そうしているうちに、
「お、あれでないかい??」
声が聞こえた。
銀色の乗用車が見えた。
とりあえず、親の車で来ると聞いていた。こんなイナカでは、自家用車は必需品だ。免許は持っているけどクルマは持っていない。急いで、中古車でも探すと言う。
こんなに大勢のお出迎え(?)で、真衣先生もたまげたに違い無い。
全員の視線が若い女の先生に集中する。車を停め、その辺の人にペコペコお辞儀しながら、近づいてくるスーツ姿の女性に、ぼくは驚愕した。

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