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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第95章 女体の摂理がもたらす刹那の静けさ
処置を終え、衣服を整えた澪が診察室に戻ってくると、医師は二人に視線を戻し、書類に万年筆を走らせながら、極めて重要な事実を口にした。
「これでミナーレの装着は完璧です。正式に、今回こうして正常に生理が始まったということは、医学的に見て、これまでの行為における妊娠の可能性は完全に否定されました。つまり、現在は一切妊娠していないということです」
医師には、澪がこれまでどんな性交をしているかなど全く知る由もない。医師に分かるのは、ただ「現在は妊娠していない」という客観的な医学的事実だけだった。
しかし、その言葉を聞いた雄一と澪の脳裏には、言葉にできない激しい感情が渦巻いた。
鬼頭、織部、真壁、宇佐美、それにパイプカット済みの神楽坂。これらの男たちに蹂躙されたが、一切妊娠はしていなかったのだ。
5人の男たちと激しく、濃厚な交わりを強要された。皆避妊具を付けていたとはいえ、それらの悍ましい記憶の中で、ずっと二人の心の奥底を深刻に蝕んでいた「他の男の子供を宿してしまうかもしれない」という最悪の恐怖が、この生理の到来によって、完全に、そして明確に否定された。この事実は、澪と雄一にとって、本当に、心の底からほっとできることだった。二人は繋いだ手に力を込め、涙が出るほどの救いを噛み締めていた。
しかし、医師の言葉はそれだけでは終わらなかった。少し困ったように眉をひそめながら、医師は言葉を続けた。
「避妊リングの処置自体は生理1日目でも可能でしたし、これで今後の避妊は完璧です。……ですが、ここからが問題です。私は鬼頭社長から、明日と金曜からの3日間の性行為の予定について聞いています。明日は鬼頭社長、金曜からは別の男性との行為があるということも知っています」
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