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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第63章 オスを掌握する妻 策略に葛藤する夫
真壁は興奮のあまり、ベッドサイドの避妊具へ手を伸ばすことすらもどかしくなり、澪のしなやかな腰を再び強引に引き寄せた。
「だったら、もう我慢できない……! 澪さん、君の言う通りお掃除は完璧だ。今度はゴムなんて無しで、生で君のなかに直接挿れさせてくれ……っ! 君も、俺の生を味わいたいだろ!?」
生の挿入。それは澪がもっとも警戒し、絶対に避けなければならない地獄だった。万が一にも、夫以外の男の種をその胎内に直接注ぎ込まれるようなことがあれば、彼女の精神は今度こそ完全に崩壊してしまう。
澪は一瞬だけ身体を強張らせたが、すぐにその恐怖を覆い隠すように、困惑したような、けれどどこか妖艶な微笑みを真壁に向けた。蛇に睨まれた鳥のように怯えるのではなく、自ら真壁の首筋に腕を回し、彼の耳元へと唇を寄せた。そして、これ以上ないほど理路整然と、しかし真壁の独占欲を極限まで刺激する「生の拒絶理由」を囁き始める。
「真壁さん、嬉しい……。真壁さんの生のぬくもり、私も本当は今すぐ欲しいです……っ」
まずは男の要求を全肯定し、そのプライドを満たしてやる。その上で、澪は真壁の耳たぶを優しく噛み、織部への牽制も含んだ猛毒の言葉を続けた。
「でも、だめよ……。だって、神楽坂さんがそこでしっかりスマホで撮ってるでしょう……? もし生でしているのがバレたら、神楽坂さんのゲームのルールを完全に破ることになって、真壁さん、宇佐美さんみたいにこのお部屋から追い出されちゃうかもしれない……。そんなの絶対嫌。私は、織部さんなんかじゃなくて、真壁さんだけに、これからも何度もめちゃくちゃにされたいのに……っ」
「……っ!」
「それにね……そんな決定的なルール違反をしたら、背後で怒っているあの織部さんが『ずるい』って神楽坂さんに言いつけたり、それを口実にして、私と真壁さんの間に無理やり割り込んでくるかもしれないでしょう……? 私、真壁さんとの特別な時間を、他の誰かに邪魔されるの、絶対に嫌なの……っ。ゴムをつけていれば、ただの『二回目』として、織部さんに何も文句を言わせずに完全に蚊帳の外に置いておけるわ。だから、お願い。ちゃんとゴムをつけて、織部さんを黙らせて……私を真壁さんだけのものにして……?」
「……っ!!」
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