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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第60章 狂乱の肉声 真実を装う愛の交歓
その頃、会員制ホテルの広いベッドルームでは、激しい結合を終えたベッドの上に、重なり合う二人の荒い息遣いだけが残されていた。宇佐美は澪の胸元に顔を埋めたまま、精根尽き果てたように脱力している。澪はその若い背中にそっと細い腕を回すと、寝室の片隅で冷酷な視線を送る神楽坂たちに聞こえるよう、なおも甘く掠れた声を意識して紡ぎ出した。
「宇佐美さん……すごかった……。私、本当に壊れちゃうかと思ったわ……」
「澪さん……ごめん、俺、興奮しすぎて、激しくしすぎちゃった……」
「ううん、いいの……。宇佐美さんのそういう激しいところも、私、大好きだから……。ねえ、少しこのまま、落ち着くまでこうさせて……?」
澪は宇佐美の髪を優しく撫でながら、胸の内で必死に呼吸を整えていた。心臓が破裂しそうなほど脈打っているのは、快感のせいではない。先ほど夫に向けて放った、あの狂おしいまでの拒絶の言葉――その刃が、どれほど雄一の心を切り刻んだかを想うと、内臓を素手で抉られるような罪悪感に押しつぶされそうだった。
やがて、宇佐美の身体から強張りが消え、完全に落ち着いたのを見計らうと、澪はゆっくりと彼を横たわらせてベッドから身体を起こした。
「……ふぅ。宇佐美さん、私、ちょっとトイレに行ってくるわね」
「うん……気をつけてね、澪さん」
衣服を身につけないままこの部屋へ連れてこられていた澪は、ベッドサイドにあったバスタオルを一枚手に取り、それを肌に巻きつけると、ふらつく足取りでベッドルームの重い扉を開けた。
「宇佐美さん……すごかった……。私、本当に壊れちゃうかと思ったわ……」
「澪さん……ごめん、俺、興奮しすぎて、激しくしすぎちゃった……」
「ううん、いいの……。宇佐美さんのそういう激しいところも、私、大好きだから……。ねえ、少しこのまま、落ち着くまでこうさせて……?」
澪は宇佐美の髪を優しく撫でながら、胸の内で必死に呼吸を整えていた。心臓が破裂しそうなほど脈打っているのは、快感のせいではない。先ほど夫に向けて放った、あの狂おしいまでの拒絶の言葉――その刃が、どれほど雄一の心を切り刻んだかを想うと、内臓を素手で抉られるような罪悪感に押しつぶされそうだった。
やがて、宇佐美の身体から強張りが消え、完全に落ち着いたのを見計らうと、澪はゆっくりと彼を横たわらせてベッドから身体を起こした。
「……ふぅ。宇佐美さん、私、ちょっとトイレに行ってくるわね」
「うん……気をつけてね、澪さん」
衣服を身につけないままこの部屋へ連れてこられていた澪は、ベッドサイドにあったバスタオルを一枚手に取り、それを肌に巻きつけると、ふらつく足取りでベッドルームの重い扉を開けた。

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