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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第141章 レンズの熱に狂う妻、自ら手繰り寄せる背徳の延長
電話を切った鬼頭は、オフィスの一角の雄一のデスクへと出向いた。
そこには、自分のデスクに戻って仕事をしていた雄一の姿があった。しかし、その背中は痛々しいほどに落ち込み、パソコンの画面を見つめたまま固まっている。顔色は青白く、明らかに心が底知れない暗濁に覆われ、心ここに在らずといった様子が誰の目にも明らかだった。
鬼頭は静かな足取りで雄一のデスクに近づき、その肩を軽く叩いた。
「雄一くん」
「ひっ……! き、鬼頭さん……」
ビクッと肩を跳ね上がらせ、怯えたような目を向ける雄一に対し、鬼頭は淡々と、しかし残酷な事実を告げた。
「たった今、神楽坂さんから連絡があった。澪くんの帰宅だが……今日の夕方ではなく『今日中』に変更になったそうだ」
「え……? きょ、今日中……? 夕方には帰ると……さっきLINEでも……」
「真壁と澪くんがかなり激しく盛り上がってしまってね。真壁と楽しんでいる真っ最中に、澪くん自らが『今日中に変更してほしい』と喘ぎながら懇願してきたそうだ」
「……ッ!?」
鬼頭の口から発せられた言葉の意味を理解した瞬間、雄一の血の気が完全に引いた。
頭の中で、ガシャンと何かが激しく砕け散る音がした。
さっき真壁から送られてきた、あの純白のシースルーランジェリーを着けて自慰に没頭する妻の姿。そして『今日中に変更してほしいと喘ぎながら懇願してきた』という現実。
(澪が……自分から……? 真壁に抱かれながら……もっと一緒にいたいと懇願した……?)
嘘だと言いたかった。拒絶したかった。しかし、さっき見た写真の中の、真壁の種を溢れさせながらうっとりと目を細めていた妻の表情が、それが紛れもない事実であることを惨烈に物語っていた。
自分がここで心が潰れそうになりながら仕事をし、娘のために必死で耐えているというのに、澪は夫のことなど綺麗さっぱり忘れ、真壁の男根に貫かれながら、自ら進んで帰宅を遅らせ、男の腕の中で貪られ続けることを望んだのだ。
絶望、惨めさ、そして裏切られた激痛が雄一の全存在を苛む。デスクの下で両拳を強く握りしめたが、その爪が皮膚に食い込んでいることすら感じないほど、彼の心は完全に麻痺し、底知れない暗闇の中へと沈んでいった。
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