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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第118章 悪意の中出し生音声
雄一は画面をタップし、短く返信を打った。
『大丈夫ならよかった。ずっと起きてたよ』
画面に即座に表示された既読と返信を見て、澪は胸を突かれた。やっぱり雄一は寝ずに、自分のことを心配して待っていてくれたのだ。
溢れ出そうになる涙を必死にこらえながら、澪は音漏れを防ぐように息を殺し、雄一へLINE通話をかけた。
画面が切り替わり、通話がつながる。
「……雄一さん……?」
消え入りそうな、しかし切実な澪の声が受話口から聞こえた。
「……澪。大丈夫かい……?」
雄一の声は少し掠れていた。先ほどまで生々しい交尾の音を聞かされていた妻の声。だが、受話口から聞こえる澪の声には真壁に見せていたような甘い歓喜はなく、夫を想う苦痛と愛おしさに満ちていた。
「うん……大丈夫。真壁さん、疲れ果てて眠ってしまったわ……。雄一さん、遅い時間にごめんなさい……心配させてしまったわね」
澪は自分が通話をつなげっぱなしにされていたことなど夢にも思わず、ただ夫を安心させようと声を絞り出す。だが、雄一の胸には、先ほどまで耳元で響いていた妻の喘ぎ声が残酷にリフレインしていた。
「……本当に大丈夫なのか? 真壁に……ひどいことをされていないかい……?」
雄一の問いかけに、澪はトイレの壁に背を預け、胸に手を当てながら静かに、しかし強く訴えかけた。
「大丈夫よ……。雄一さん、私……真壁さんのところにいるけれど、心を売ったわけじゃないの。プロジェクトを守るため、あなたとの未来を守るために、必死で耐えているだけなの……っ。どんなことがあっても、私の心は1ミリも真壁さんのものになっていないわ。本当に愛しているのは、雄一さんだけ……あなただけなのよ」
受話口から伝わってくる澪の切々とした咽び泣く声。真壁の前で見せていた喘ぎ声とは全く違う、真実の妻の声だった。雄一の耳を通して直接全貌を聞かれていたとは思いもしない澪は、ただ純粋に夫への愛を証明しようとしていた。
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