この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
エロ本を拾っただけなのに2 ~熟母・香代子~
第7章 《絶望に垂らされた糸》
それは、絶望の淵に立たされていた香代子に差し出された、あまりにも完璧な蜘蛛の糸だった。
夫は家族を捨て、生活の保障もないまま自分を放り出そうとしている。弁護士を雇う金も、これから1人で生きていく気力も、今の香代子には残っていなかった。

断る理由など、どこにもなかった。
それどころか、香代子は目の前に座る聡の顔を改めて見つめ、静かな安堵感を覚えている自分に気づいていた。

(この人は……あの身勝手な夫とは違う。ちゃんと責任を取れる、頼り甲斐のある大人の男だわ……)

娘の交際相手としては異常な年齢差だ。しかし、今の香代子にとって、その「年齢と経済力がもたらす大人の余裕」こそが、何よりもすがりつきたい確かなものだったのだ。

「……優香のこと、本当に、幸せにしてくれるんですか?」

香代子が震える声で絞り出したその言葉は、事実上の「降伏宣言」だった。

「はい。私の命に代えても」

聡が深く頭を下げる。その頭上を見つめながら、香代子は堰を切ったように泣き崩れた。
こうして、2人の交際を最も阻むと思われていた最大の障壁は、聡の圧倒的な包容力と経済力によって、あっけなく取り払われたのだった。
/40ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ