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はだかの淳子
第6章 非日常

「あたし、ユキさんみたいになりたい…」
ユキさん、それだけですべてを察してた。

「あのとき、あたしやっぱりいらんこと言うてたかーw」
「うん。でもあたし、ユキさんみたく綺麗になりたいねん」
タクシー、まだ来てなかった。だからあたしたち、ちょっと話し込んだ。

「ユキさん、旦那さんと上手くいってる?」
「うん、もちろんやw」
ユキさんの顔、嘘じゃなかった。だからあたし、正直に話した。

「ユキさんの裸、すごく素敵やった…」
「もう、恥ずかしいなあ。せやけど…うん、ありがとう!」
道の向こうから、タクシーが来るのが見えた。ユキさん、あたしのくちびるにキスした。

「びっくりした…?w」
笑顔のユキさん、バッグから何かを取り出した。そして、小さな包みをあたしに握らせた。

「…あたしな、もしかしたら今夜って、ちょっと期待しててんw」
包みの中、コンドームが入ってた。あたし、またびっくりしてユキさんの顔見た。

「Tさん、ちゃんとわきまえてるわ」
「わきまえてる…?」
「ちゃんと結婚まで、いくら好きでもね…」
タクシー、あたしたちの前で停まった。ユキさん、あたしの手を握り頭を撫でてくれた。

「次は淳子ちゃんの番や…」
「うん…」
「今よりずっと、綺麗になるよ!」
そう言ってユキさん、タクシーに乗り込んだ。あたし、タクシーの横で手を振った。そのとき、タクシーの窓が開いた。

「今でも淳子ちゃん、綺麗やし可愛いで!」
「ありがとう!」
タクシー、静かに走り出した。窓からユキさん、手を振ってた。

「あれ、淳子ちゃん…ユキは?」
「タクシーで帰りはりました!」
エレベータからTさんとY君、降りてきた。びっくりした顔で、Tさんがあたしに言った。

「Tさん、淳子オレらに付き合ってくれるって!」
Y君の言葉に、嬉しそうな顔でTさん握手してくれた。それでもまた、帰らんで大丈夫ってあたしの顔見てた。

「今夜最後まで付き合うって、あたし言いましたよね?!w」
「そうや、明日はみんな休みや!」
「おお、わかった!」
あたし、Tさんの腕を取った。反対側でY君の腕も取ると、3人並んで夜の街を歩きだした。
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