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シアター"名画座"で逢いましょう
第15章 二組のカップル

「ああん…もう我慢できない!ハメちゃうわよ?いい?ハメちゃうんだから!」

そう言って十和子は騎乗位で腰を落としてくる。

「いいわ…すごく…ねぇ、まだイッちゃだめよ」

ゆっくり腰を動かすと、おまんこが蠢き朝倉に絡みつく。

「ああっ…いい…いいっ!」

「あぁ…十和子さん…気持ちいい!もうっ…」

「だめよ。まだイッちゃ。ふふ…気持ちいい?」

「はい…気持ちいいです」

ギリギリまで抜いて、また深く挿す。それを何度か繰り返す。
少し触れられただけで達してしまいそうな程、全身が敏感に反応している。

「この感じ…たまらないわ…」

「十和子さん…くっ…はぁ…」

十和子は朝倉をぎゅっと抱き締めておもいっきり腰を振った。

それは、共に達しましょうよという、十和子からの合図のようだった。
朝倉もまた腰を下から突き上げて十和子を乱した。

結合部からクチュクチチュといやらしい音が響く。

「十和子さん…もうっ…!!」

「あっ!いく!あああっ!」

男の熱い迸りを感じながら、十和子は体の奥にスパークのようなアクメを感じた。


「もう会うこともないでしょうね。これが最初で最後」

バスルームから出て、ソファに腰を降ろし、彼女は煙草に火をつけた。

「ええ、一時の気の迷いってことで忘れましょう」

「バカね。私、あんたと寝たという実績が欲しかっただけよ。
あんたを日菜子から寝取ってやった。誰かのモノを奪うって快感よね」ふぅっと吐き出した煙が辺りに漂う。

「待って!…まさか…このことを日菜子に言うつもりなのか?」

「黙ってて欲しいわよね?
じゃあさ、口止め料としていくらか私に頂戴な」

その言葉を聞いて、朝倉はハンガーに掛けてある上着の内ポケットからスッと警察バッヂを取り出した。

「今の言葉、聞かなかった事にしてやるよ。二度とゲスい真似はするな!」

「やだ!…あんた警察官だったの?!」

「もうこんなゲスい真似はするな。情を交わし合った仲だから君に手錠を掛けたくないからな」

「やだ!じょ、冗談よ!冗談に決まってるじゃない!」

煙草を灰皿に揉み消す彼女の手がブルブルと震えていた。

『この女…とんだ食わせ者だな』

彼女の動揺からして、このような恐喝紛いのような事を他にもしているのだなと思うと、とんだアバズレを手にした広を可哀想な奴だと同情してやった。

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