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シアター"名画座"で逢いましょう
第2章 セックスレスの佳純
「あなたはこの辺りに座りなさいな」
そう言って佳純は日菜子と離れて少し前の座席の片隅に腰を降ろした。
端っこの席を選んだのは、もし、男が佳純に言い寄ってきて二人の男にサンドイッチ状態になることを避けるためだった。
場慣れしているように見せかけて、堂々としていた佳純だったが、実のところ彼女自身もここに来るのは初めてだったのだ。
先月の事、ネットサーフィンをしていて怪しげな掲示板を見つけて、この"名画座"なる場所を知った。
破廉恥な男と女の出会いの淫靡なシアター…
そこでは薄暗いシアターの中で、見ず知らずの男と女が、ただ快楽の為だけに体を弄り合うという場所。
その淫靡な場所に一人だけで訪れるのは抵抗があった。
誰かと一緒じゃなければ足を踏み入れる勇気さえなかった。
そこに不倫をされて落ち込んでいる日菜子の相談を受けた。
セックスがしたくてしたくてたまらないという顔をしていた。
この子となら一緒に"名画座"へ行けるかもしれない。
そう思うといてもたってもおられなくなり、気づけば日菜子の手をとって淫靡なシアターのドアをくぐり抜けた。
本当は社会見学のつもりで、シアターの一番最後列の席で日菜子と並んで雰囲気を味わうだけでよかったのに、スクリーンに写し出される男優と女優の艶かしい演技を見た途端にアソコがジュンと湿り始めた。

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