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闇夜を彩るアラベスク
第3章 ふたご座の男
庶務課はすでに皆が就業を終えて帰ってしまい、残っているのは新沼章介ただ一人であった。
いまだに独身の彼には「早く帰ってこい」という妻もなく、自由気ままな独身貴族であった。
『さて、そろそろ帰るとするか…』
今夜の食事の相手は誰を誘おうか…
彼はスマホを手にしてLINEのトーク画面を開く。
『章介ぇ~、今度はいつ会ってくれるの?』
『私さぁ、欲求不満なんだけど!』
『私のアニバーサリー、忘れてないよね?』
『おチンポ!おチンポちょうだいよぉ~』
遊び相手の4人の女が章介に会いたいとラブコールを送ってきていた。
「さぁ~て、今夜の相手は誰にするかなぁ」
良美がいいか?
いやいや、最近は抱いてあげていない智子にするか?
それとも誕生日が間近の遥がいいか?
抱き心地でいえば涼子なんだがな…
四人とも全く違うタイプの女だった。
浮気性という訳でもないのだが、高校時代から一人の女に束縛されるのがイヤだった。
どうして日本は一夫一婦制なのかと残念に思う。
一夫多妻制であれば、今すぐにでも4人とも妻にして、毎晩違う妻とセックス出来るのにと思っていた。
『おっと、それどころじゃない、今夜のベッドインの相手を選ばないと…』
涼子にするか…
今の気分は激しいプレイを所望している。
ここはひとつ、涼子をヒィヒィ言わせてやるとするか。

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