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『春の嵐』
第4章 心美
「どういう事情でも、それは犯罪よ」
姉が眉を顰めた。朋華が事情を説明していった。
「なるほどね。だとしても・・・。というか、朋華が言うみたいに、その時間ではエッチは無理ね。ま、朋華が想像したみたいに、ハグしてキスは可能かもしれないけど。エッチはムリムリ。時間が足りないわって、わたしも耳学問だでしかないけど、エッチする前にシャワーを浴びて、汗を流して、ベッドの上で前戯をしてから挿入。射精しても、余韻を楽しむっていうし、その後、また、シャワーを浴びて・・・。三十分でも短いわ。ま、一時間って聞くけど」
聞き終えた姉が、朋華に耳学問だと言いつつ、エッチの流れを説明した。だとすると、やはり心美と恵樹はエッチはしていない。確信になった朋華。
朋華は勇気を振り絞って、心美に連絡を入れた。呼び出し音・・・。心美が出た。
「朋華?」
心美の声が聞こえた。半年前までは頻繁に連絡していた関係だった二人。でも、この三カ月くらいは、まったく連絡していなかった。心美が「?」をつけて話すのも無理はないと朋華は思った。単刀直入に訊こうと思った朋華。
「恵樹くんと、上手くいっているの?」
横で聞いていた姉が微かに笑った。あまりにも単刀直入に過ぎたからかもしれない。
「うん。まあまあ。最近、学校に行かないから、宿題とかノートを貸してもらっているの」
考える間もなかったからか、素直に答えた心美。なるほど・・・。首肯した朋華。
「そうなのね」
それだけ言って、続けて何と言ったらいいのか・・・ある意味、拍子抜けしたというのが朋華の本音。確かに、それくらいの時間しかないはず・・・。
「ハグはしてくれるの?」
お道化た様に訊いた。恵樹くんのトレードマークは『ハグ』。とは言っても、それは六年くらい前からしていないけど。
「ううん。してくれない。あれは、梨々香だけみたい」
微かにジェラシーを感じる言い方をする心美。
「付き合っているのなら、『ハグして』って言ったっていいんじゃない?」
朋華が言うと、
「付き合っているわけではないわ」
と、心美が答えた。
「違うの?」
「違う」
「でも、クリスマスに手編みセーターを・・・」
「あれは、お礼」
「お礼?」
「そう。貧血で倒れたとき、救急車を呼んでくれて、病院まで」
姉が眉を顰めた。朋華が事情を説明していった。
「なるほどね。だとしても・・・。というか、朋華が言うみたいに、その時間ではエッチは無理ね。ま、朋華が想像したみたいに、ハグしてキスは可能かもしれないけど。エッチはムリムリ。時間が足りないわって、わたしも耳学問だでしかないけど、エッチする前にシャワーを浴びて、汗を流して、ベッドの上で前戯をしてから挿入。射精しても、余韻を楽しむっていうし、その後、また、シャワーを浴びて・・・。三十分でも短いわ。ま、一時間って聞くけど」
聞き終えた姉が、朋華に耳学問だと言いつつ、エッチの流れを説明した。だとすると、やはり心美と恵樹はエッチはしていない。確信になった朋華。
朋華は勇気を振り絞って、心美に連絡を入れた。呼び出し音・・・。心美が出た。
「朋華?」
心美の声が聞こえた。半年前までは頻繁に連絡していた関係だった二人。でも、この三カ月くらいは、まったく連絡していなかった。心美が「?」をつけて話すのも無理はないと朋華は思った。単刀直入に訊こうと思った朋華。
「恵樹くんと、上手くいっているの?」
横で聞いていた姉が微かに笑った。あまりにも単刀直入に過ぎたからかもしれない。
「うん。まあまあ。最近、学校に行かないから、宿題とかノートを貸してもらっているの」
考える間もなかったからか、素直に答えた心美。なるほど・・・。首肯した朋華。
「そうなのね」
それだけ言って、続けて何と言ったらいいのか・・・ある意味、拍子抜けしたというのが朋華の本音。確かに、それくらいの時間しかないはず・・・。
「ハグはしてくれるの?」
お道化た様に訊いた。恵樹くんのトレードマークは『ハグ』。とは言っても、それは六年くらい前からしていないけど。
「ううん。してくれない。あれは、梨々香だけみたい」
微かにジェラシーを感じる言い方をする心美。
「付き合っているのなら、『ハグして』って言ったっていいんじゃない?」
朋華が言うと、
「付き合っているわけではないわ」
と、心美が答えた。
「違うの?」
「違う」
「でも、クリスマスに手編みセーターを・・・」
「あれは、お礼」
「お礼?」
「そう。貧血で倒れたとき、救急車を呼んでくれて、病院まで」

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