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夜空に煌めくアラベスク
第1章 おひつじ座の女
「あなた、今度の出張は長いんですか?」
小沼羊子の夫は商事会社の営業マン。
海外出張がやたら多くて、しかも長期の出張が多い。
セックスに対しては淡白で、まだ35歳という若さなのに、夫婦の営みは月に二度ほどしか相手をしてくれない。
羊子としては早く子供を授かりたいので、にんにく料理をメインにして夫婦生活に励んで欲しいと努力するのだが、羊子の期待もむなしく淡白なのに加えて早漏なので羊子は年がら年中ムラムラし通しであった。
「今度はフィリピンに香辛料の買い付けに行くからね、半月ほど留守にするけど、戸締まりと火の用心だけはしっかり頼むよ」
「わかってますよ、子供じゃないんだから」
そう、子供じゃないのだ。
だから体が疼くのだ。
抱かせろと言われれば、今すぐにでもショーツを脱いで股を開く準備は出来ている。
出張で留守にする前にキツい一発をして欲しいのに「明日は朝が早いからな」と言って、ベッドに潜り込むや否や、グースカイビキをたて始めた。
『私の体ってそんなに魅力がないのかしら…』
こうも夜の相手をしてもらえないと、羊子はちょっぴり女としての自信を失いかけていた。

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