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2026 人質交換を託された女 (上巻)
第5章 スマートマウス(2)
***
静まり返った銀行内に、オフィスチェアの転がる音だけが虚しく響いていた。拘束されてしまった今、この空間が支配者の本丸のように、重苦しい雰囲気に満ちていた。

チェアは応接スペースに近付いていく。

背後の男は、応接スペースのテーブルの近くに椅子を止めた。目の前のソファには、主犯格の男が座っていた。テーブルの上には電話機が置かれ、その端には無造作にトランプが広げられていた。男たちがここで暇を持て余しているのは、明らかだった。彼らにとって人質の命や、私の存在は、ただの遊び道具に過ぎないことを如実に表していた。

背後の男が私を椅子から立たせた。肩を上から抑えつけ、冷たい床に強制的に座らせる。それはテーブルのすぐ側、電話機の近くだった。両脚を床に流すように座らされ、支えがないと体が傾いてしまう。背後の男の手のひらに、肩を支えられ、身を委ねるしかなかった。

主犯格の男と目がしっかりと合う。その男の目は笑っていた。

「だいぶ…先生に…絞られたみたいだな…」

私はきっと虚ろな目で男を見ていたのだろう。主犯格の男が近付き、私の顎をクイッと持ち上げる。

「随分と大人しくなったんだな…」

主犯格の男が私を見つめ、「外してやれ…」と背後の男に指示を出していた。
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