この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
2026 人質交換を託された女 (上巻)
第4章 スマートマウス (1)
目隠しの裏側で、縛られた時の後姿を思い出し、必死に縄の構造を解析しようとする、その知性さえ、縄の拘束に相殺される無力感に書き換えられてしまう。自由を求める動きをすべて封じられた、直立不動の姿勢は、やがて抵抗という概念そのものを私から奪い、『拘束の完成度』という絶望を植え付けていく。

ほんの数日前、女性行員たちと笑い、ふざけあって着替えていた、この楽しい場所が、今は私を閉じ込める監獄になっていた。いくつかある独房の中で、私はこの緻密な縄の迷宮から一歩も外へ出られない、閉されたスペースの中で、完敗の体験が次なるイメージを脳内で再生させる。

猿ぐつわを押し返そうとする舌の奥から、男との折衝で嗅いだ、濃厚なエキスの匂いが口に広がり、鼻に届いていた。体内に汲み取られた男の要求が、大きくなる呼吸により、息を吹き返してくるようだ。猿ぐつわのせいで、絶えず開いたままの唇が、男の要求をすべて呑んだ感覚を鮮明に蘇らせる。無意識の内に猿ぐつわのコブを噛みしめていた。
/111ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ