この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
海に漂う星屑のように
第1章 大事な手紙
【大事な手紙】

「明けの目に太陽の光が沁みるわ・・・」
くわえタバコ・・・ならぬ、くわえ禁煙パイポで、ぼんやりと呟いた。

横浜市西区みなとみらい地区に位置する臨港パーク。
目の前がバンと海に開かれており、こういう晴れた日は特に見晴らしがいい。

昨晩もまた、事件が立て込み、仮眠はおろか、休息もろくに取れていない俺は、帰る気力をチャージするべく、ここ、臨港パークにて日光浴中だ。

ああああ・・・疲れたあ・・・。

吸うでもなく咥えていたパイポが口から落ちそうになったのを俺は慌てて手で押さえる。なんでこんなもんを咥えているかと言えば、口寂しいからだ。

本来ならくわえタバコをくゆらせたいところだが、残念ながら条例で、この場所は全面禁煙である。俺の立場でそれを破るわけにはいかない。

ああ・・・それにしてものどかだ。

昼過ぎの海はきらきらと陽光を照り返している。俺が寄りかかっている欄干の下に、時折降り立つセキレイが、何があるのかしらんけど、たまに地面をつついてまた飛び去る。

遠くに見える大型船がゆっくりと水平線を滑っていた。

「・・・でねー、あいつがその時言うわけよ」
「なんだ、そりゃ!」
ぎゃははは、と後ろで無邪気に笑っているのは、座るにしては肌寒いこの季節なのに、この場所で腰を下ろして海を見ながら談笑している若いカップル。

その他にいるのと言えば、
時折、欄干によりかかりながら釣り糸を垂れている釣り人
俺と同じように、何が面白いのかぼんやりと海を眺めている若い男性

そんなもんだ。

2月3日、平日の臨港パークは本当にのどかだった。

はあ・・・そろそろ帰るか・・・
あんまりここにいても体が冷えちまう。ちょっと元気も出たことだし、帰ってシャワーでも浴びて、酒のんで寝よ・・・。

そう思って、欄干から体を離した時、バサバサっと俺の頭の上で何かが大きく羽ばたいた。

「どわっ!」

思わず叫んだ俺は、両手で頭を守るようにして、たたらを踏んで後ずさる。
挙げた両腕を何かがバシバシと叩いていた。

何だ!?何なんだ!?

腕を振り払うようにすると、何かに当たった。
そして、その瞬間、後ずさった俺の背中が、また別の何かに当たる。

「うわ!」
/14ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ