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エロ本を拾っただけなのに <女子高生・優香>
第14章 《劇薬の香り》
しかし、本当の地獄はそこからだった。
その夜、ベッドに入っても優香は眠れなかった。
目を閉じると、あの白い液体が脳裏に浮かぶ。
そして、鼻の奥には、一瞬だけ嗅いだあの強烈な匂いがこびりついて離れなかった。
(臭かった……。生臭くて、変な匂いだった)
なのに、なぜだろう。
思い出すたび、下腹部が熱く疼くのだ。
(あれは、さとるさんの中身だったのに)
冷静になるにつれ、恐怖は「後悔」へと変わっていった。
私は、さとるさんの分身を捨ててしまった。
彼が私のために送ってくれた、一番大切な部分を、汚物のように流してしまった。
(もう一度……嗅ぎたい)
最初は驚いて拒絶した匂い。
けれど、時間が経つほどに、あの濃厚な雄の香りが恋しくてたまらなくなった。
あれこそが、愛する人の証なのだと、体が遅れて理解し始めていた。
優香は枕に顔を埋め、泣きそうな声で呟いた。
「ごめんなさい……さとるさん……」
◇
翌日。
3日ぶりのメモを回収した聡は、震える手でそれを開いた。
『お返事遅くなってごめんなさい。
最初はびっくりして、どうしていいかわからなくて、3日間も悩んでしまいました。
でも、やっぱり知りたくて……ハサミを入れました。
そうしたら、すごい匂いがして、パニックになって……親にバレるのが怖くて、トイレに流してしまいました。
最低です。さとるさんの大切なものなのに。
今、すごく後悔しています。あの匂いが忘れられません。
お願いです。もう一度だけ、チャンスをください。
次は絶対に捨てません。ちゃんと受け止めます。
お願いします』
「くくっ、ははははっ!」
聡は安堵と歓喜が入り混じった声で笑った。
3日間、彼女は悩んでいたのだ。そして最後には、好奇心が勝った。
一度捨てたゴミを、もう一度欲しいと懇願する少女。
その倒錯した姿こそ、聡が何よりも見たいものだった。
「いいよ、ゆうかちゃん。何度でもあげよう」
聡は愛おしそうにメモを撫でた。
彼女はもう、普通の幸せには戻れない。
あの匂いを知ってしまったのだから。
その夜、ベッドに入っても優香は眠れなかった。
目を閉じると、あの白い液体が脳裏に浮かぶ。
そして、鼻の奥には、一瞬だけ嗅いだあの強烈な匂いがこびりついて離れなかった。
(臭かった……。生臭くて、変な匂いだった)
なのに、なぜだろう。
思い出すたび、下腹部が熱く疼くのだ。
(あれは、さとるさんの中身だったのに)
冷静になるにつれ、恐怖は「後悔」へと変わっていった。
私は、さとるさんの分身を捨ててしまった。
彼が私のために送ってくれた、一番大切な部分を、汚物のように流してしまった。
(もう一度……嗅ぎたい)
最初は驚いて拒絶した匂い。
けれど、時間が経つほどに、あの濃厚な雄の香りが恋しくてたまらなくなった。
あれこそが、愛する人の証なのだと、体が遅れて理解し始めていた。
優香は枕に顔を埋め、泣きそうな声で呟いた。
「ごめんなさい……さとるさん……」
◇
翌日。
3日ぶりのメモを回収した聡は、震える手でそれを開いた。
『お返事遅くなってごめんなさい。
最初はびっくりして、どうしていいかわからなくて、3日間も悩んでしまいました。
でも、やっぱり知りたくて……ハサミを入れました。
そうしたら、すごい匂いがして、パニックになって……親にバレるのが怖くて、トイレに流してしまいました。
最低です。さとるさんの大切なものなのに。
今、すごく後悔しています。あの匂いが忘れられません。
お願いです。もう一度だけ、チャンスをください。
次は絶対に捨てません。ちゃんと受け止めます。
お願いします』
「くくっ、ははははっ!」
聡は安堵と歓喜が入り混じった声で笑った。
3日間、彼女は悩んでいたのだ。そして最後には、好奇心が勝った。
一度捨てたゴミを、もう一度欲しいと懇願する少女。
その倒錯した姿こそ、聡が何よりも見たいものだった。
「いいよ、ゆうかちゃん。何度でもあげよう」
聡は愛おしそうにメモを撫でた。
彼女はもう、普通の幸せには戻れない。
あの匂いを知ってしまったのだから。

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