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エロ本を拾っただけなのに <女子高生・優香>
第13章 《愛しい汚れ》
季節は巡り、また春が訪れた。

桜が舞い散る中、優香は高校2年生に進級していた。
名門・星嶺女子での生活は、学年が上がるにつれて厳しさを増していた。
難しくなる授業、後輩ができて責任が増した部活動。
目まぐるしい日々の中で、優香の心の支えとなっていたのは、たった一つの秘密の共有事項だけだった。

しかし、その「支え」は、このところ優香を焦らしていた。

(また、手紙来てない……)

秋から冬、そして春にかけて、聡からの連絡頻度は極端に減っていた。
以前は週に一度はあったやり取りが、今では月に一度あるかないかになっていた。

『ごめんね。仕事が忙しくて、なかなか時間が取れなくて』

たまに届く手紙には、そう書かれていた。
優香の中で、聡は「社会に出てバリバリ働く、少し年上の彼」として完全に定着していた。

(さとるさん、忙しいんだよね。わがまま言っちゃだめだよね)

寂しさは募る。けれど、その寂しさが逆に優香の恋心を燃え上がらせていた。
会えない時間が愛を育むと言うが、顔も知らない相手に対し、優香は恋人に抱くそれと同じ感情を抱いていたのだ。

   ◇

一方、聡はこの状況を冷徹に計算していた。

「そろそろ、一年か……」

連絡を減らしたのは、もちろん仕事のせいではない。
優香の依存度を高めるための「飢餓作戦」だった。
そして、その効果は十分に出ていると判断した。

「心は十分に縛った。次は、体の拒否反応を消す番だ」

聡は机の上に広げた雑誌を見下ろした。
今回の「ご褒美」は、いつものような新品同様の美本ではない。

聡はズボンのジッパーを下ろすと、自身の一物を握りしめた。
モニターに映る優香の姿ではなく、彼女がこの本を手にした時の表情を想像する。

「ゆうかちゃん……君はこれを、受け入れてくれるかな?」

熱い衝動が迸る。
聡は白濁した液体を、雑誌のグラビアページ――女優の顔アップの部分に、直接擦り付けた。

本来なら「汚損」だ。
だが、これは重要な儀式だった。
もし彼女がこれを「汚い」と思って拒絶すれば、計画は修正が必要になる。
だが、もし「愛しい」と感じたなら――彼女はもう、後戻りできない。

聡は液体が乾いてパリパリになった部分を確認すると、わざとらしい謝罪の手紙を添えて封筒に入れた。
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