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エロ本を拾っただけなのに <女子高生・優香>
第11章 《優しき尋問》
それからの数週間、ベンチの裏には「奇妙な交換日記」が存在することになった。
聡は雑誌の供給頻度を少し落とし、その代わり手紙でのやり取りを増やした。
優香に「雑誌がない日でも、手紙があるかもしれない」と思わせ、公園に通わせる習慣をつけさせるためだ。
聡の手紙は、徹底して「紳士的」で「親身」だった。
『感想ありがとう。喜んでもらえて僕も嬉しいよ。
ところで、君はあんな本をどこに隠しているの?
僕は一人暮らしだからいいけど、実家だと大変じゃない?
家族に見つかったら大変だよね』
優香の警戒心を解くため、まずは「隠し場所」という、この趣味を持つ者特有の「あるある話」を振ったのだ。
優香からの返信は、翌日には届いていた。
『机の引き出しの奥に隠しています。鍵がついているから大丈夫です。
でも、お母さんが掃除で部屋に入ることがあるから、いつもヒヤヒヤしています』
(なるほど、母親は専業主婦か、あるいはパートタイマーか……)
聡は優香からの情報を一つひとつファイリングしていく。
そして、返事には必ず「共感」を混ぜながら、次の質問を投げかける。
『鍵付きなら安心だね。
僕も親が寝静まった後にこっそり読んでいたから、気持ちはよくわかるよ。
君もやっぱり、夜中にこっそり?』
これは優香の生活リズムと、家族構成を探るための質問だ。
『はい。お父さんもお母さんも、夜は早めに寝ちゃうので。
でも来週からは中間テストだから、夜ふかししてると勉強してると思われて、逆に怪しまれないかも(笑)』
(中間テスト……!)
聡の目が光った。
制服の特徴から、彼女が近所の名門・星嶺女子高等学校に通っていることはすでに把握している。
聡はすぐにパソコンで星嶺女子の年間行事予定を検索した。
「……ビンゴだ」
画面には来週から中間テスト期間に入ると記されていた。
彼女は嘘をついていない。
聡の中にある「近所に住む、星嶺女子に通う、両親と同居の鍵っ子」というプロファイルが、より強固なものとして確定した。
聡は雑誌の供給頻度を少し落とし、その代わり手紙でのやり取りを増やした。
優香に「雑誌がない日でも、手紙があるかもしれない」と思わせ、公園に通わせる習慣をつけさせるためだ。
聡の手紙は、徹底して「紳士的」で「親身」だった。
『感想ありがとう。喜んでもらえて僕も嬉しいよ。
ところで、君はあんな本をどこに隠しているの?
僕は一人暮らしだからいいけど、実家だと大変じゃない?
家族に見つかったら大変だよね』
優香の警戒心を解くため、まずは「隠し場所」という、この趣味を持つ者特有の「あるある話」を振ったのだ。
優香からの返信は、翌日には届いていた。
『机の引き出しの奥に隠しています。鍵がついているから大丈夫です。
でも、お母さんが掃除で部屋に入ることがあるから、いつもヒヤヒヤしています』
(なるほど、母親は専業主婦か、あるいはパートタイマーか……)
聡は優香からの情報を一つひとつファイリングしていく。
そして、返事には必ず「共感」を混ぜながら、次の質問を投げかける。
『鍵付きなら安心だね。
僕も親が寝静まった後にこっそり読んでいたから、気持ちはよくわかるよ。
君もやっぱり、夜中にこっそり?』
これは優香の生活リズムと、家族構成を探るための質問だ。
『はい。お父さんもお母さんも、夜は早めに寝ちゃうので。
でも来週からは中間テストだから、夜ふかししてると勉強してると思われて、逆に怪しまれないかも(笑)』
(中間テスト……!)
聡の目が光った。
制服の特徴から、彼女が近所の名門・星嶺女子高等学校に通っていることはすでに把握している。
聡はすぐにパソコンで星嶺女子の年間行事予定を検索した。
「……ビンゴだ」
画面には来週から中間テスト期間に入ると記されていた。
彼女は嘘をついていない。
聡の中にある「近所に住む、星嶺女子に通う、両親と同居の鍵っ子」というプロファイルが、より強固なものとして確定した。

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