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エロ本を拾っただけなのに <女子高生・優香>
第27章 《嗅ぎつけられた秘密》
──【2023年 夏(8月)】

香代子が娘の「秘密」に気づいたのは、優香が高校2年生の終わりを迎える頃だった。
それは、女としての本能が呼び分けた、あまりに別の、あるいは異質な臭気だった。

   ◇

きっかけは、掃除のために立ち入った優香の部屋だった。
年頃の娘の部屋らしい、甘い柔軟剤や制汗剤の香りに混じって、その日は明らかに異質な匂いが漂っていた。
栗の花のような、あるいは古い雨水のような、濃厚で生臭い、男の精液の匂い。

(……どうして、この部屋に「男」の匂いがするの?)

最初は、自分の勘違いだと思い込もうとした。しかし、その日からというもの、優香が夜遅くまで受験勉強に励んでいた翌日の朝などは、決まってその匂いが部屋に色濃く残るようになった。
香代子はこの匂いをよく知っていた。かつて、夫との関係が冷え切る前、夜の営みの後に残ったあの厭わしい「雄」の証。
まさか、あの純粋だった優香が、どこかの男と……。

香代子は娘のクローゼットやゴミ箱を直接漁るような真似はしなかった。それをすれば、母娘の関係が決定的に壊れてしまうと予感していたからだ。
ただ、知らぬふりをして、喉元まで出かかった問いを数年もの間、飲み込み続けてきた。
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