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グッド・ガール 〜教師と生徒、恥辱の主従関係〜
第2章 グッド・ガール
「あ、香坂先生さようなら!」
女子生徒たちがすれ違いざまに手を振ってくる。
夏休み明けの私立成礼高校。
校舎は、始業式を終えて下校していく生徒たちの声で騒がしい。
昨年度までこの高校で現国教師として担任を持っていた私は、生徒たちには親しみを持たれている方だと思う。
とはいえ真面目さは他の教師とは比べ物にならず、仕事に対する責任感も人一倍・・・と言われている。そのため今年度異例の出世をとげ、成礼高校史上最年少である四十歳で副校長に就任した。
生徒や同僚、保護者から、年齢の割にきれいだ、美魔女だ、などと言われることもあるが、そんなからかいを真に受けるほど楽天的な性格は持ち合わせていない。
こうした言葉を誉め言葉として素直に受け入れられるような、しなやかでポジティブな心の持ち主だったらよかったのに、と常々思う。
どんなに認められても褒められても、本当はそんな評価には値しない人間だ、という思いがいつも、私にまとわりついている。
女子生徒たちがすれ違いざまに手を振ってくる。
夏休み明けの私立成礼高校。
校舎は、始業式を終えて下校していく生徒たちの声で騒がしい。
昨年度までこの高校で現国教師として担任を持っていた私は、生徒たちには親しみを持たれている方だと思う。
とはいえ真面目さは他の教師とは比べ物にならず、仕事に対する責任感も人一倍・・・と言われている。そのため今年度異例の出世をとげ、成礼高校史上最年少である四十歳で副校長に就任した。
生徒や同僚、保護者から、年齢の割にきれいだ、美魔女だ、などと言われることもあるが、そんなからかいを真に受けるほど楽天的な性格は持ち合わせていない。
こうした言葉を誉め言葉として素直に受け入れられるような、しなやかでポジティブな心の持ち主だったらよかったのに、と常々思う。
どんなに認められても褒められても、本当はそんな評価には値しない人間だ、という思いがいつも、私にまとわりついている。

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