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グッド・ガール 〜教師と生徒、恥辱の主従関係〜
第2章 グッド・ガール
翌日。


目覚ましのアラームを止めて、夫を起こさないようにダブルベッドから降りた。


夫婦の営みがなくなってもう三年は経つだろうか。一つのベッドを使ってはいるものの、今は就寝時間も起床時間もばらばらだ。夫は昨晩深夜までベッドに入ってこなかった。もう少し寝かせてあげたい。


下ろしていた髪を後ろにまとめ、エプロンをしてキッチンに立つ。


朝食の用意をする間、桐生悠馬から不意に受けたキスの記憶が蘇り、何度も体が疼いてしまった。


「あれ?ママ今日はなんだかお肌が綺麗。化粧品変えたの」


部屋から出て来た娘の陽菜乃が、冷蔵庫からオレンジジュースを出して飲みながら言った。


セーラー服とポニーテールがよく似合う。自分の娘にこういうのもなんだが、美しい顔をしている。


「何も変えてないわよ」

「昨日クラスの子が、ママのことすごいきれいだね、って言ってたよ。四十歳には見えないって」

「親の歳のなんて話すの?恥ずかしいからやめて」


私は思わず娘から顔を背けてごまかした。女と言うのは不思議な直観がある。夫以外の男性に胸を震わせたのを見透かされているようで怖かった。
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