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夜来香 〜若叔母と甥、禁忌の果て〜(改訂版)
第23章 開発
結奈は、カーテンの隙間から差し込む陽の光りに、もう朝とは呼べない時間だと感じる。
枕元のスマホを見ると、お昼が近かった。
昨夜はなかなか寝付けなかった。
絶望と後悔に苛まれる自分を責めていた。
それでもいつの間にか眠ってしまうのだから、人間の身体の防衛本能には感服する。
お腹は空いていなかった。
ベッドから出てキッチンへと向かう。
冷蔵庫を開けて、ミネラルウォーターをボトルのまま飲んでいく。
【シャワー浴びなきゃ……】
岩田が来るのは夜。
そんなに焦ることもないかと、水を片手にソファに座り込んだ。
「ぁ……」
寝室に戻って、ローボードの引き出しを開けた。
「くそ……」
岩田が使うコンドームが残り僅かだった。
その箱の奥に違うコンドームの箱がある。
陽翔の為に用意したものだ。
それを掴んで寝室を出ていく。
キッチンの蓋付きのゴミ箱に放り込んだ。
そして、シャワーを浴びに行く。
ドラッグストアに行く用事ができてしまった。
【まぁ、考え込まなくていいからいいや……】
買い足したコンドームを引き出しにしまって、簡単な夕食の準備に取りかかった。
外出のついでに買い出しもしてきた。
岩田はここで食事をしたり、しなかったりだ。
一人分も二人分も大差ない。
だから二人分の用意をしていく。
19時、まだ来る時間じゃない。
適当なテレビ番組を流しながら、
一人で夕食をとった。
ビールも一缶だけ空けた。
後片付けをして、もう一度シャワーを浴びる。
ブラはしない。 ショーツは履いておく。
パジャマ代わりのスウェットの上下を着た。
服装なんて関係ない。
どうせ直ぐに脱がされるか、汗と体液にべとべとにされるかのどちらかだ。
髪を乾かしてリビングに戻ると、ちょうど時間になったようだ。
一階からインターフォンが鳴る。
合鍵を渡してあるのに、こちらの在宅中はちゃんと鳴らしてくる。
この律儀さは嫌いじゃなかった。
「俺だ…」
結奈は返事をすることなくオートロックの扉を開ける。
1分もすることなく玄関前のインターフォンが鳴り、玄関のドアを開いた。
「邪魔するぞ…」
少し開けたドアを岩田が引き開ける。
後ろに大柄な男がもう一人居た。
結奈は送って来たんだろうくらいにしか思わなかった。

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