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夜来香 〜若叔母と甥、禁忌の果て〜(改訂版)
第22章 文化祭

また逝き落ちしてしまったと、結奈は目を覚ました。
腰に気だるさと、あそこにはまだ岩田のモノが埋まっているような感覚がする。
逝き疲れた身体を引きずるようにベッドから下りていく。

「換気扇切んなよ……」

部屋にタバコの匂いが漂っていた。
窓を全開にしてシャワーを浴びに行く。

今日は予定を空けていた。
午後から陽翔の学校の文化祭に行く為だ。
なるべく地味な目立たない格好で行こう。
先ずは展示してある教室を覗いて、陽翔が居ないことを確認しなきゃならない。
それで陽翔が居たら諦めよう。
居なかったらこっそりと観て、黙って帰るんだ。

シャワーを浴び終えると、部屋の空気は入れ替わっていた。
寝室にはまだ淫臭が充満していた。
下着姿のままカーテンと窓を全開にする。

「ほんとに最悪……」

いつもの事ながら、散乱した使用済みのゴムを片付けるのはうんざりする。
びしょ濡れのシーツも剥がしてランドリーの袋に突っ込んだ。

「クリーニング代貰わなきゃ……」

そんな小言を言いながら服を選んでいった。
秋物のニットとデニムのパンツを身につけていく。
10月といっても今年は異常気象だと連日ワイドショーで言っている。
羽織るものなど要らなかった。

キャップをかぶって、小さなバッグを手に出かけた。
陽翔の通う学校、その校門では結構な人の往き来が見受けられていた。
結奈もその人波に紛れて入っていく。

昇降口に案内板が設置されていた。
他の催し物など興味はない。
美術部の展示室を探すと、やはり美術室だった。
位置を確認して、目深にキャップをかぶり直す。
陽翔と健人に見つからなければそれでいいのだが、ちょっとそわそわしてしまう。

【もしかしたら姉も来てるかもしれないか……】

とにかく、あまり人と目を合わせないように目的地へと向かっていった。
一般のクラス棟とは違う校舎。
教室には音楽室や、理科室やらの札がついている。

【美術室は2階か……】

階段を上りきると右手に進む。
突き当たりが目的地だ。
歓迎のパネルが飾られていて、 これにも陽翔は参加したんだろうかと眺めてみる。
中を覗くと、何人かの保護者や生徒の姿があった。

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